【ミミズコンポスト】発泡スチロールで簡単に自作する方法

ミミズコンポスト

ミミズコンポストって発泡スチロールでもできるのかな?

とお考えの方に、この記事では発泡スチロールでミミズコンポストを作る方法をご紹介いたします。

ミミズコンポストには専用容器というのもありますがちょっと高いです。

つづけられるか自信がないと手を出しにくいですよね。

その点、発泡スチロールなら手軽!

また発泡スチロールをミミズコンポストにするときの簡単な注意点、コツもご説明します!

発泡スチロールを使ってミミズコンポストを作る時の注意点

発泡スチロールは手に入りやすい素材で、水にも土にも強く、軽いので移動もらくらく♪

ただ耐久性や混ぜるとき、湿度のことで気を付けてほしいところもあります。

耐久性がやや不安

発泡スチロールはミミズコンポストに使用できます。

しかし長期間の使用となると耐久性にやや難ありです。

発泡スチロールは力を入れるとすぐ壊れ、日光で劣化することもあります。

ミミズは小さいのでちょっと箱が欠けて隙間ができてしまえばそこから脱走できます。

なので箱が壊れていないかどうか時々チェックしてみてください。

かき混ぜる時にミミズを圧迫する恐れあり

土をかき混ぜるときもちょっと注意が必要です。

混ぜる時にミミズを圧迫してしまうことがあるんです。

というのも、発泡スチロールは四角。

かき混ぜる時にミミズを壁に押し付けてしまいやすいんです。

なので混ぜるときは押し付けないようソフトに混ぜてみてください。

ちなみに、発泡スチロールと同じく簡易容器として人気の「タライ」なら丸形なのでそのリスクも少ないです。

フタは被せないでOK

ミミズに逃げて欲しくないのでフタをしたくなりますよね。

でも、発泡スチロールのフタは被せないでOK!

理由はフタを被せることで湿度調整が難しくなるからです。

湿度の状態が悪くなることでミミズが逃げ出すこともあります。

逆にミミズコンポスト内の環境が快適ならミミズは基本的に逃げません。

なのでフタなしでも大丈夫です。

液肥を取りたいなら排水穴を空ける

発泡スチロールには排水穴(※)が無くても問題はありません。

ただミミズの液肥を取りたいなら排水穴が必要です。

液肥とはミミズの体表を覆うヌルヌルしたもので、酵素やミネラルを含んでいて花や野菜づくりの肥料になります。

ミミズから自然と出てくるものなのでありがたく有効活用したいところ。

もちろん排水穴からミミズが逃げることもあるので「ネット」となるものも必要です。

ネットはペットボトルのフタ(穴あき)や不織布、目の細かい茶こしを使って簡単に作れます。

ネットでガードすることで害虫の侵入も防げますよ♪

発泡スチロールを使ってミミズコンポストを作る方法

それでは発泡スチロールでミミズコンポストを作る方法をご紹介!

必要な道具は次の通りです。

  • 発泡スチロール
  • 床材(ココナツ繊維や牛糞)
  • 落ち葉や庭の土
  • シマミミズ
  • 新聞紙
  • 収納ネット

発泡スチロールはスーパーにある「ご自由にお取りください」のコーナーや魚屋さんで手に入りやすいです。

もしくはホームセンターでも数百円で販売しています。

手順は次の通りです。

1.発泡スチロールに床材を入れる

ミミズコンポストには床材となるものが必要です。

おすすめなのはココナツ繊維や牛糞。

ココナツ繊維は100円均一でも販売しています。

ただミミズが苦手な塩分が含まれているので必ず塩抜きをしてください。

方法としてはココナツ繊維を水に浸して、水だけを捨てるだけ。

これで水と一緒に塩が抜けます。

3~4回繰り返すと効果的です。

2.落ち葉や庭の土を入れる

床材を入れた上に、落ち葉や庭の土を入れます。

ココナツ繊維にはミミズの住処に欠かせない微生物がいません。

コンポスト内に微生物がいることがミミズの脱走防止につながります。

落ち葉や庭の土は自宅のものでもいいし、ホームセンターの有機物を含む培養土でもOK。

容器の7~8割くらいまで入れた後で混ぜてなじませます。

3.ミミズを入れる

いよいよミミズに入ってもらいます!

ミミズの種類はシマミミズ

釣具店やインターネットで販売されていて、50匹入り1箱450~650円くらい。

発泡スチロールの大きさやミミズの状況にもよりますが、まずは1~2箱から始めて、ミミズが増えるのを待つ方がいいかと思います。

ミミズを入れたら軽く土と混ぜてくださいね。

4.上から新聞紙を被せる

つづいて霧吹きなどで軽く湿らせた新聞紙を被せます。

この新聞紙が湿度調整の役割をしてくれます。

ミミズは湿った土を好みます。

目安としては土を手でぎゅっと握ったあと崩れない程度の湿り具合。

でもいくら土をベストな湿度にしてもそのままだと土が乾いてしまいます。

なので新聞紙を被せて乾燥を防ぐというわけです。

5.収納ネットに入れる

最後に発泡スチロールを収納ネットに入れます。

ミミズは生き物、どれだけ気を遣っても逃げる可能性はあります。

さらにミミズやコンポスト内の微生物を狙った害虫や害獣なども心配です。

そこでネットに入れることで脱走、害虫防止ができます。

収納ネットとしておすすめなのは座布団や布団、毛布の収納ネット。

不織布のような目の細かいものが適していて、こちらも100円均一で手に入ります。

収納ネットに入れれば発泡スチロールのコンポストが完成です!

※排水穴の明け方

ペットボトルのフタや茶こしなどで発泡スチロールに排水穴&通気穴を作ることで、液肥の確保、湿気の調整が期待できます。

ここではペットボトルのフタで排水穴と通気穴を作る方法をご紹介!

手順としては次の通りです。

  1. ペットボトルのフタの底をくりぬく
  2. 発泡スチロールにペットボトルのフタを押し込む用の穴を開ける(通気穴は箱の側面、排水穴は底)
  3. 不織布など目の細かいネットとなるものを穴に当てる
  4. ペットボトルのフタを箱の穴に不織布ごと押し込む
  5. 液肥を受ける容器をセット
  6. 完成

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