【ミミズコンポスト】脱走する原因と防止策を詳しく解説

ミミズコンポスト

ミミズコンポストで一番困るのは「脱走」ですよね。実は、シマミミズはよく脱走します。

シマミミズが隣のベランダまで脱走しちゃったらどうしよう。

部屋の中で逃げ出したらどうしよう。

ミミズコンポストを運用しているならこんなお悩み、ありますよね。

シマミミズはなぜ脱走するんでしょう。それは、ミミズコンポストがシマミミズにとっていい環境ではないからなのです。

逆に、ミミズコンポストをシマミミズにとって良い環境にしてあげると、脱走しなくなります。

ミミズコンポストの一番困った事態「脱走」の具体的な原因と対策をこれから解説していきます。

これを読めば、あなたのシマミミズも脱走知らず。ぜひ最後までご覧ください。

ミミズコンポストのミミズが脱走する原因

シマミミズが脱走する時としない時、どう違うんでしょうか。

シマミミズがコンポストから脱走してしまう原因は、こちらです。

  1. 新しい環境に慣れていない
  2. 微生物が不足している
  3. コンポスト内の水気が多すぎる
  4. 生ゴミが多すぎて腐敗環境に寄っている
  5. ミミズが嫌いな生ゴミを入れた

詳しく解説していきます。

1.新しい環境に慣れていない

シマミミズの脱走原因で一番多いのが、新しい環境に慣れないから。新しいコンポストに移した時によく脱走します。

特に、シマミミズが新しい環境に慣れる前に生ごみを入れてしまうと、びっくりして脱走してしまいます。

シマミミズはデリケート。新しい環境に慣れるのは苦手なんです。シマミミズを新しいコンポストに移した後、環境に慣れるまで1週間ほどかかります。

 

2.微生物が不足している

ミミズコンポストをはじめて1週間以上経過してもまだシマミミズが脱走を繰り返すなら、中の微生物が不足しているかもしれません。

ミミズコンポストの床材に、店で購入した土やココナツ繊維、新聞紙などを使った場合、微生物が少なすぎる環境になることがあります。

微生物が活動して初めて、シマミミズは生ごみを食べることができます。シマミミズはたくさんの微生物と共存する生き物。

なので、微生物がいないとシマミミズは生きられないんです。

3.コンポスト内の水気が多すぎる

コンポスト内の水気が多さも、脱走の原因です。

シマミミズは湿ったところは大好きですが、びしょ濡れは嫌い。なので、ミミズコンポスト内の水気が多いと、嫌気がさして逃げてしまいます。

ミミズコンポストのフチに水気がついていると、そこをはって脱走することもあります。ミミズコンポストに水分補給する時はフチにも注意が必要です。

4.生ゴミが多すぎて腐敗環境に寄っている

シマミミズは一日に体重の半分ほどの生ごみをたべてくれます。

もし、シマミミズが食べきれないほどの生ごみをコンポストに入れてしまうと、食べきれなかった生ごみが腐り、数日後には腐敗環境によってしまいます。

そうなると、悪臭も発生し、シマミミズにとってコンポスト内の住み心地は最悪に。その結果、シマミミズが脱走してしまう原因になってしまいます。

5.ミミズが嫌いな生ゴミを入れた

シマミミズには、苦手な生ごみや、入れてはいけない生ごみもあります。刺激物や、柑橘、ねぎなどは苦手で、入れてしまうと脱走につながります。

みかんやグレープフルーツなどの柑橘は、リモネンという皮に含まれる成分に殺虫効果があります。ねぎにも虫が嫌がる効果があり、避けたほうがいいでしょう。

とはいえ、柑橘やねぎを入れても大丈夫な時もあります。ちゃんと食べてくれるシマミミズもいるようで、個体差もあるかもしれません。

気を付けないといけないのは刺激物。とうがらし、にんにく、しょうがなどです。

特にとうがらしはカプサイシンに強力な殺虫効果があり、間違って入れてしまうと全滅なんて危険もあります。絶対に入れてはいけません。

ミミズの脱走を防止する対策

シマミミズが脱走してしまうのは、なにかの原因でミミズコンポストの環境が整ってないから。

環境を整えてあげて、シマミミズが快適に過ごせるようになると脱走しなくなります。

シマミミズのすみかを快適にしてあげましょう。

シマミミズの脱走防止策はこちら

  1. タライ+収納ネットで運用する
  2. すぐ生ゴミを入れない
  3. 落ち葉をたくさん入れる
  4. 水分調整は霧吹きで
  5. 生ゴミは少しずつ入れる

それぞれ詳しく説明します。

1.タライ+収納ネットで運用する

新しいミミズコンポストを作るときは、容器はタライにし、大きな布団収納袋などでミミズコンポストを覆う脱走対策をしておくといいでしょう。

ミミズコンポストが、シマミミズにとっていい環境になっていたら、1週間ほどで脱走することもなくなります。

2.すぐ生ゴミを入れない

ミミズコンポストをはじめて、1週間は生ごみを入れません。シマミミズが新しい環境に慣れるまで様子をみます。

どんなにシマミミズに快適な環境でも、新しい環境なら1週間はエサの生ごみをほとんど食べません。

1週間たって、脱走しなくなったなら、少しづつ生ごみを入れていくようにしましょう。

3.落ち葉をたくさん入れる

シマミミズは落ち葉が大好きです。落ち葉にはシマミミズに必要不可欠な微生物がたくさんいるからです。

シマミミズはたくさんの微生物と共存していて、エサの生ごみを食べるのにも微生物の協力が必要なんです。

ミミズコンポストが脱走している環境なら、落ち葉を拾って入れてあげましょう。

4.水分調整は霧吹きで

ミミズコンポストに水分を補給する時は、水をそのままかけるより、霧吹きで細かくかけた方がうまく調整できます。

コンポストのフチに水気がついていると、そこをはって脱走することもあります。フチに水がかかったら拭き取るといいですね。

シマミミズは湿ったところは大好きですが、びしょ濡れは嫌い。ミミズコンポスト内の水気が多すぎないよう注意しましょう。

ミミズコンポストに、新聞紙や段ボールを入れることでも水分調整ができます。水分が多すぎるようなら、新聞紙などを中に入れてあげてください。

5.生ゴミは少しずつ入れる

ミミズコンポストに生ごみを入れるときは、少しずつ入れます。

生ごみをたくさん入れ過ぎてしまうと、食べきれないものが腐敗し、数日後には腐敗環境によってしままうことに。腐敗環境だとシマミミズは脱走してしまいます。

たくさん生ゴミが出て処理したいときは、コンポストの数を増やして運用するといいですね。

 

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